養育費の平均相場はいくら?/伊藤寛法律事務所(大阪府枚方市/交野市)

養育費の平均相場はいくら?

■養育費とは
養育費とは、子どもと別居している側の親が、子どもの生活費や学費を経済的に一部負担するために支払うお金のことをいいます。親は、子どもの扶養義務者として養育費を支払う義務を負っています。その一方で、子どもは扶養義務者である親から、養育費を払ってもらい、経済的な負担を受けることができる権利を持っています。ここでは、養育費の平均相場があるのか、あるとすればどのくらいなのか、といったことについて確認していきます。

●養育費の平均相場について
まず、養育費の平均相場があるのか、ということについてです。結論から言えば、ざっくりとした平均相場は決まっていて、一定の目安にしたがって養育費の支払い額を決めていくことになります。
つぎに、養育費の平均相場がどのくらいか、ということについてです。

養育費の相場は、「養育費算定表」というものを基準に、おおよその金額を把握することができます。「養育費算定表」は、その名の通り、養育費の額を算定するための指標となるもののことをいいます。

養育費の支払いにおいては、支払う側を義務者といい、養育費を受け取る側を権利者といいます。養育費算定表では、義務者・権利者の収入を基準にして、さらに子どもの年齢や人数によって、養育費の相場が算定されています。

例えば、権利者の収入額が低く、その一方で義務者の収入が高ければ、養育費の支払い額は大きくなります。また、子どもの人数が多ければ、単純に生活費や学費もその分かかりますから、養育費の支払い額が大きくなるといえるでしょう。

このように、収入や子どもの人数といった事情によって養育費は様々に変化します。そのため、それぞれ、別個の算定表が作られています。
養育費の相場を確認したいときには、子どもの人数や年齢に該当する算定表を選び、縦軸と横軸の収入額から該当箇所を見つけることで、おおよその金額を把握することができます。

伊藤寛法律事務所では、養育費に関するご相談を幅広く承っております。養育費の具体的な額について決定する場合等、お困りの際にはぜひ当事務所までお気軽にお問い合わせください。